台風一過、朝の散歩。
 落ち葉のかおりが爽やかだ。
 彼らは落ち葉の下を盛んに漁っている。
 リリーがポリポリ何か噛み出した。
 枯葉をよけて見ると、銀杏の実があちこちに落ちていて、それを食べていたのだ。あの強烈な匂いは、飲み込んでしまったのか、ほとんど感じられず、彼女は専ら種を噛み砕いている。人間が食べるところと同じ部分にありつこうとしているのだろうか。
 先日、料理の雑誌で、犬がとったトリュフのサラダが載っていた。トリュフの森に連れて行ったなら、我が家の犬たちはそのかおりを嗅ぎつけ次第、みな自分で食べてしまいそうだ。
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 9月3日はアロハの、5日はリリーの誕生日だった。二頭とも変わらずそれぞれ11才と6才を迎えた。
 リリーはすっかり私の行動を読んでいる。仕事か、散歩か、すぐ戻ってくる外出か、私の装い、動き具合の変化をいち早く察知し反応する。
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 アロハはノンビリ、マイペースで、サーシャに対してもおおらかで優しい。居心地のいい場所を見つけると、いつまでも動かない。立たせようと持ち上げても、なされるがままで、ぐったり骨なし状態になる。
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***
 サーシャの頻尿はとどまるまることなく、さらに9月11日頃からヒートも重なり、多飲、排尿が激しくなった。オシッコシートを常に換えていないといけない。時には的を外して、床掃除も加わることがある。ほとほとこちらが疲れ気味だ。
 ふと、老犬介護でオシメを使っていた知人の話を思い出した。その人は、大型犬なら人間用のものが使い易いと言っていた。
 そこで、9月23日の夕方からサーシャにオシメを使っている。噛み破って呑み込んだりしないか心配だったが、意外に彼女は気にする様子もない。
 ドラッグストアでとりあえず購入したのは、「介護用、花王、リリーフ、ML」だ。人間用なので、尻尾の出る穴をハサミで開けて履かせるとピッタリだ。アフガン特有の寛骨の出っ張りに具合がいい。150cc3回分まで吸い取ると説明書きにあり、実際、丸一晩持った。
 最初、本人?は、尿意を催すと、オシッコシートの上まで行き、用を済ませた後、自分のしたものを嗅いで確認するのだが、すっかりきれいなままのシートをどう感じたのか、そばにいるわたしの顔を見上げて、キョトンとしていた。
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 サーシャが8月10日、13才の誕生日を迎えた。
 毎朝毎晩、 リリーとアロハと一緒に散歩を続けている。散歩の支度を始めると、三頭は伸びをしながらそれぞれの寝床から起きて、玄関に集まってくる。
 コース半分過ぎからサーシャは最初にハアハアし出す。それでも、気になる場所があれば丹念に嗅ぎ込んだり、走る猫を見つけては力強く追おうとしたり、野生の本能は衰えを感じさせない。至ってよく食べ、排便も良好である。
 家では、排尿回数が、日中、夜間、それぞれ2回までに増え、オシッコシーツの取り換えが忙しくなってきた。時々、ゲホッという咳をする。目も両方、水晶体が白っぽくなってきた。
 ほとんど一日、フカフカの敷物の上で手足を伸ばして寝ていることが多い。あまり静かだと心配になり、名前を呼んで、顔を近づけてみる。そんな時、ゆっくり目を開け、うつろな眼差しで振り向いてくれるとホッとする。
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 蒸し暑い日が続いている。
 犬たちの散歩は、朝早く、夜は鋪道の火照りがなくなってからにしているが、帰ると彼らはコンクリートの床にべったり伸びて動かない。
 アロハが一番冷えた場所をとると、サーシャとリリーは恨めしそうに、床いっぱいにへばりついたその大きな体をチラチラ見ている。
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 緑が繁茂するこの季節、犬たちの散歩で気になるのが、彼らが草をはもうとすることだ。
 「犬が草を食べるのは、胃の調子が悪いからだ」と、幼い頃、祖母が言っていたのを思い出す。
 特に食欲がないとか、吐くとかはないし、至って快便でもあるのに、彼らは3頭そろって草を食べようとする。
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 よく見ると、彼らが好んで口にするのは、決まって同じ種類の植物だ。ヒトの膝から腰までの背丈で、茎が黒っぽく、葉が細長い、どこでも見かける雑草だ。ヨモギに似ているが、葉の形が違い、複雑な切れ込みがない。
 そのすらりとした薄い若葉を摘んで噛んでみた。ほろ苦い香りがツーンと鼻にくる。口の中が爽やかになり、不味くはなかった。
 おそらく犬たちにはこの清涼感がいいのだろう。
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